映画「インターンシップ」より今月のフレーズ

今年ももう1月が終わりそうで、またどんどん寒さも深まりますね…さて、そんな2018年初回にご紹介するのがこちら『インターンシップ』という映画です!人生崖っぷちの主人公2人が、あのGoogleでインターンシップに!?というぶっ飛んだ設定のコメディですが、ITの知識がなくても十分楽しめて、見終わった後は気分がスカッとして不思議と前向きになれる作品ですよ♪

『インターンシップ』(2013年・アメリカ)

 上映時間:119分/原題:『The Internship』

 キャスト:ヴィンス・ヴォーン、ディラン・オブライエン、オーウェン・ウィルソン、ローズ・バーン、ジェシカ・ゾア 他



【あらすじ】時計会社の営業マンとして働くビリーとニックのコンビは、巧みなセールストークで多くの顧客に時計を売ってきた。しかし、彼らの会社がデジタル化の波を受けて倒産し、突然の失業宣告を受ける。

そんな矢先、かの有名な巨大デジタル企業Googleがインターンを募集していることを知った彼らは、思い切って応募してみることに。

なんとか面接に受かったものの、周囲は超優秀な学生たちばかりの中、IT音痴の2人は、これまでの営業経験で得た、持ち前の話術を武器に正社員を目指すため悪戦苦闘するのだがー。


現実的に考えすぎず、まずはおもしろいオッサン2人の掛け合いとITオタクに負けず劣らずの発想力を楽しんでください(笑) またあのGoogle社が全面協力した映画なので、実際のオフィスや、とにかくすごい。と圧倒される場面が多々出てくるため、そういった面でも楽しめるはずです。きっとラストにかけて、2人を応援したくなって…何かハッとさせてくれる、とても良い作品だと思います。

また使いやすい日常会話のセリフも多く、何度見ても本当に笑えます!ぜひ一度目の鑑賞から英語音声/日本語字幕で聞いてしっかりと作品を楽しんでから、好きなシーンだけ繰り返してセリフを発声してみるなど、英会話学習の教材のひとつとして鑑賞してみてください★



さて、そんな作品より今回は3つのフレーズをご紹介いたします!


①ビリーとニックが、インターンシップの面接で最後にアピールしたセリフがこちら。



「Then give us a shot.

I think you’ll be happy you did.」

日本語訳

「僕らを試してみてください。

後悔はさせないと思います。」



⇒ "give one's a shot" で「結果はどうなるかわからないけど、試してみる」という意味になります。ここでのshotは、日本語でも耳にする「発射、(ゴルフなどの)ショット」という意味から派生して「機会、試み」のニュアンスで使います。

"one's"には、おなじみのitmeを入れることで幅広く使えます。シンプルに"Just give it a shot" で「とりあえず、やってみたら?」というフレーズも頻出です!


2つ目のセリフでは、「後悔させない⇒Happyにさせる」という表現で面接官にアピールする発想がなんとも英語らしい表現です!他には、"You won’t regret it."で「後悔させない」の言葉通りのニュアンスで伝えることもでき、また"I promise"を文頭につけると、ビジネスシーンなどでより強くアピールすることもできますよ。




②見事、インターン生としてグーグル社にやってきた二人。早速、いくつかの課題にチームで取り組んでいく中、調子がでてきたビリーがこんなセリフを言います。



「So soon? I was just getting warmed up!」

日本語訳

「もう?ちょうどノッてきたところなのに!」



⇒ ウォーミングアップする、とはよく日本人でも使いますよね。残念ながら、このまま使うと和製英語なので、正しくは動詞で「温める」という意味のwarmとupの熟語 "warm up" を活用します。

また "I was just getting 動詞" で「まさに今~し始めた・し出したところだった」という意味になります。とても応用しやすいフレーズですよ!

ただ、このセリフ自体使い方によっては、相手を煽るような言い方にもとれるので、、、乱用には注意ですね(笑)




②最後は少し面白いシーンのフレーズをご紹介!

いつもヘッドフォンを付けている、怪しげなグーグル社員・アンドリューと偶然知り合ったビリー。ある日、インターンの課題に熱心に取り組むビリーの姿を見た彼が、課題の質問や相談に乗ってくれるシーンでの会話のやりとりがこちら。



ビリー「For you, this is like teaching a little kid the alphabet, right?」

アンドリュー「No, actually, it’s like teaching a kid a letter. Just one letter.」

ビリー「Your strong point would not be communicating to humans.」

日本語訳

「君にとっては、これって子供にアルファベットを教えるみたいなこと?」

「いや、1つの文字を教える感じだ。1つだけ。」

「君は人との関わり方がひどすぎるぞ。」



⇒ビリーの最後のセリフがなんとも上手く皮肉に表現されてますね(笑) 「君のいいところは・・・」から入るあたり、こんな文章を作れると随分とネイティブらしいレベルに相当するのではないでしょうか?

ちなみに、"letter" という単語には「手紙」の他に、「文字」という意味があるのをご存じでしたか?混同しやすいのは "word" ですが、これは1単語のかたまりを表すものです。このセリフで覚えれば記憶にも残りやすいはずです^^

より詳しく解説している、あるサイトのページを以下に記載したので、ぜひ覗いて知識を深めてみてくださいね★ とってもわかりやすく説明されていますよ!

See you soon!!

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