あなたは英会話学習を始めて、何時間“英語”に触れましたか?

Hello everyone!! How’s it going??

秋の夜長に、英会話の勉強をコツコツとされている方も多いと思います。皆さん、学習の効果は実感できていますか?実際、「継続する」というのは本当に、難しいことだと思います。なかなかモチベーションが上がらず、はかどらない…そんな時に、ぜひ思い出して頂きたいのが“学習総時間”です。皆さんは、これまでの英会話学習の総時間を計算されたことがありますか?


●英会話習得にかかる学習総時間とは

ずばり“英会話を習得する”のに必要な総時間はどれくらいだと思いますか?


答えは…「人それぞれ」です!


「結局、私はいくら勉強してもまだまだ努力が足りないのか…」とガッカリしましたか? いえいえ、“先の見えないゴール”を目指すのが英会話学習ではありません。あなたが目標とする英語力を習得するために費やした時間を、改めて具体的に整理して確認してもらいたいのです。


●もし留学すると、英語にどれくらいの時間に触れられるのか

そもそも語学学習というのは、様々な習得手段があり、一概に限定できるものではなく、また学習の“質”の問題や、個人差が出てしまうので、人それぞれの習得時間が掛かってしまいます。そこで、“自分がどの程度、英会話学習ができているのか”を計るものさしとして「留学経験者」が海外で英語に触れた総時間と比較しながら考えてみましょう。


留学を経験したので英会話は日常会話程度なら話せる、という方はよくいらっしゃいますよね。もちろん学習意欲にもよりますが、最低でも約3カ月~半年間以上の語学留学を経験すれば全くの初心者の方でもネイティブとの会話に抵抗が減り、会話のキャッチボールが続くようになると言われています。(あくまで、分からない単語や聞き取れない部分があっても、英語でのコミュニケーションに慣れ始めると捉えてください。)


●留学生の一日

では、ここで例として3か月間の英語圏への語学留学を始めた、ある留学生・愛美(アイビー)ちゃんの一日を見てみましょう。平日は8時までには起床し、9時から語学学校のクラスへ。朝から早速、会話のクラスや文法・単語について学び、12時に友人とランチタイム。午後からはより実践的なアクティビティなどを含むクラスで英会話のアウトプット、学内や図書館・カフェで予習・復習など自習に励み、18時頃には滞在先に戻ります。(金曜の夜は友人たちと飲みに!)


週末は学校がお休みなので、観光やショッピングなどをしてしっかりリフレッシュ。もちろん休日でも英会話学習は怠りませんが、ついついサボってしまうことも…。


●3か月間、留学せずに勉強するということ

そんな愛美ちゃんの一日で、実際に学習総時間を計算していきましょう。まず、平日は9時~18時の9時間から休憩総時間などを差し引いて、8時間。土日はバラツキがあるものの一日に平均3時間は必ず勉強するものとします。1週間あたりの総時間にすると、8時間×5日間 (平日) +3時間×2日間 (土日) =46時間となります。1か月単位になると、×4週間なので184時間。愛美ちゃんはこのようなみっちり勉強する1か月を3か月過ごし、184×3=トータル552時間という長いようで、短くも感じた留学から日本に帰国をした愛美ちゃんなのでした。


さてここで、この時間と、当スクール一番人気コース月4回で通学しながら自宅でも学習する場合とを比べてみましょう。月4回コースは週に1度のペースで通って頂けるもので、英会話学習をスタートする方には始めやすく、続けやすい回数です。この「週に一度、約1時間の日本の英会話スクールに通う」プラス、「自宅でも平均して毎日1時間は学習を続ける」という毎日を、愛美ちゃんの留学期間と同じ3か月続けたとします。


では、計算する前に予想して頂きたいことが2つあります。①「3か月の留学で学習した552時間」との時間差はどのくらいでしょうか?②552時間を留学せずに積み重ねるためには、上記のペースで続けて達成できる期間はどのくらいだと思いますか…?


では、早速答え合わせです。日本で毎日1時間の学習や通学を1週間続けると7時間で、×4週間=28時間が1か月あたりの学習時間ですね。それを3か月続けるので、28×3=84時間という時間が、留学をせずに仕事も続けながら隙間時間を一生懸命見つけ、コツコツと学習を続けた総時間ということになります。


つまり3か月という同じ期間を留学せずに勉強したとしても、552時間という到底追い付けない時間を留学生達は英語に触れる時間として確保できるわけですね。さらに、552時間を、84時間で割ると「6.5」という数字が出てきますが、もうお分かりのとおり、海外留学生は同じ期間内で、6.5倍もの時間を学習にあてており、それは少々強引に言い換えれば「3か月の留学で英語に触れられる時間」=「留学せずに日本で3ヶ月×6.5=約20か月(2年弱)学習する」ということなります!


●先のみえるゴールを学習総時間で立ててみる

ここまで考えてみると、かなり長期的な学習が絶対的に必要のように感じますよね…今回比べた学習ペースの例は「毎日1時間だけ」を続けた場合なので、「土日は3時間がんばってみる」とか、「英会話レッスンの前後は必ず予習・復習する」といった学習時間をこれまでより少し増やす努力をしてみたり、「今までより意識してリスニングに集中して洋画鑑賞する」、「通学・通勤の間は洋楽の歌詞をより集中して聞く」、「SNSを見る時は海外のアカウントをフォローして定期的にチェックしてみる」などなど…毎日の生活習慣の中に、これまでより少しの工夫をするだけで“英語に触れられる時間”は着実に増やすことができますよね。


そうして毎日の学習時間を積み重ねていき、最低でも学習総時間“500時間”という目安をまずは目標に取り組んでみる。また、どんな小さなことでも学習時間にカウントできれば、より英語に触れた時間を可視化できますね。このように、一定の決まった学習総時間を目標にすることはゴールまでの道のりがいつも見えるのでモチベーションの維持にもつながるはずです。もちろん上級者を目指す方には、TOEICのスコアのように600時間、700時間…と、半年や一年の留学経験で確保できる学習総時間から逆算して目標を立てるのも良いと思います。


●やった“つもり”からの脱却を意識してみる

英会話に限らず、継続が必要なものはある期間を過ぎるとモチベーションが下がり、習慣を正当化することで、やった“つもり”の感覚に陥りがちですよね。この部分を改めて、今回は「学習総時間」という観点から再認識して頂けると、より意欲を保ったままで学習の継続が可能になるはずです。ぜひ、皆さんもこれまでの英会話学習の総時間を計算してみて下さいね。

IVY’s Blog

【閉校のお知らせ】 この度、英会話&留学アイビーなんば校は、約22年にわたり皆様のご厚情をいただいて今日まで営業を続けて参りましたが、平成30年3月31日をもちまして閉校することとなりました。 皆様の長年にわたるご愛顧に心から感謝申し上げますとともに、ご迷惑をお掛けすることを深くお詫び申し上げます。